ゼロ戦が好きで小学校の時の愛読書が坂井三郎の「大空のサムライ」が元ネタのゼロ戦本だったり宮崎駿監督作品はほぼ全部見てる(照樹務名義のルパンのTVシリーズを含め)ので、これは見ないわけにはいかないでしょうとエレベーターが動いてなくてエスカレーターで複数階移動したり、館内の階段の手すりが右側にしかなかったりする中、命がけで(大げさ)見てきました。
感想は、宮崎駿が自分の作りたいものを作ったなぁ、という感じ。紅の豚よりさらに子供を置いてきぼりって感じで。
日本の美しい田園風景と勤勉な技術者とレトロな飛行機と美しいヒロイン。
定年後のおじいちゃんが「これからはワシの作りたいものを作るんじゃ」って作った感じ。
いや嫌いじゃないのだけどね。どっちかというと好きで。
作画も緻密、久石譲の音楽もいい。完成度はさすが。
庵野秀明の声は…下手だけど糸井重里とか立花隆よりは上手くて作品をぶち壊すほどではなかった。でも、やっぱりせめて俳優を使って欲しかったなぁ。
それより、エンジン音(プロペラ音)が人間が唇で「ブルブル」って言ってるところが頭に浮かんで違和感がありました。これは実機のサンプリング音源を使ってほしかったなぁ。
あとは堀越二郎のその後の話でYS11については一言触れて欲しかった。
ちょっとオタクな感想としては、原画に賀川愛の名前を見つけてああ現役で頑張ってるなぁとちょっとうれしかったり庵野秀明といえば高校の頃「愛国戦隊大日本」を見て喜んでたなぁ、とか懐かしく思い出したり。
(追記:「愛国戦隊大日本」はこういうの 庵野秀明は光学とデザインを担当しててナレーションも確か庵野さん)
(この頃(当時は大学生)から庵野秀明は有名でした)
あと思ったのが喫煙シーンが多くて外国だとカットされまくりだろうなぁ、とか。
追記:宮崎駿はヘビースモーカーで有名で、これも「作りたいものを作ったなぁ」という根拠。
欧米は喫煙シーンにうるさいので、このまま上映するのは相当厳しい(まず無理)→欧米というか米ですね。米でもR指定ならノーカットで上映できるでしょうけど)私でも「結核患者の横でタバコを吸うなんて…」と抵抗があったぐらいだし。
ところで、最初の出会いの時堀越二郎はなんで軽井沢にいたのでしょう?
posted by one-hand-engineer at 14:22|
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