あるブログで「脳梗塞は怖くない」と書いてるのを読んで、運良く梗塞が小さかったり、すぐ血管が再開通して脳のダメージが少なければ怖くないだろうけど甘く見てるなぁ、麻痺や寝たきりになることも多いものすごく怖い病気なのに…
と、自分の経験だけで語るのは(語ったものを読むのは)危険だなと思いました。
可動域だけ確保しておけば元通りになると言ってる人もいるみたいですけど、私は可動域の広さや筋力については複数のPTさんのお墨付きもらっているけど、6年以上たったいまだにうまく歩くことはできません。
背屈もできるし尖足でも下垂足でもないですけどつま先擦りますしね。
可動域だけあっても脳の損傷次第で回復の上限は人それぞれでしょう。
いくら筋肉や関節が正常でも脳神経に異常があったらうまく制御はできません。
各自の症状合わせたベストの回復を目指すしかないと思います。
長嶋監督をリハビリもあれだけやって手をポケットに入れていなくてはならない程度の回復じゃ失敗じゃないかと言ってる人がいるのを見たのですけど、よくしらないけど長嶋監督の症状だったらあの回復はベストな回復じゃないかなと思うのでした。
不随意運動も出る人と出ない人がいるみたいだし、私の場合は視床の梗塞もあったけど視床痛はないですし、脳幹も梗塞してるけどワレンベルグ症候群の症状は出てないですし、同じ脳梗塞/脳出血といってもほんとに症状の個人差が大きいです。
手元に「きょうの健康」の脳梗塞の特集があるのですけど、最大集合的な話ばかりで私が今1番知りたい、錐体外路障害の症状を緩和する薬はないかとか、ベンゾジアゼピン系の薬の長期服用に問題はないかとか、半球間抑制(健側ばかりを使うことで患側の半球の機能が抑制されてしまう)を防ぐよいリハビリ方法はないかとか知りたいことは何も載ってないですね…
というか医学論文を探すしかないような気はしてるのですけどね…
まぁ、このブログも含めてブログに書いてあることなんて、そういう人もいるんだ程度に思っておいた方がいいですね。
最近のCMのように、「症状や回復具合には個人差があります」とか「個人の感想です」とか書いておいた方がいいかもしれないと思う今日このごろでした。
posted by one-hand-engineer at 10:30|
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