2017年07月30日

障がい者は謙虚にしているべきか

自分が障がい者になってみて初めてエレベーターとか手すりとか、ここ数十年でバリアフリー化が進んでることに感謝しました。
自分が子供だった頃はもっともっと不便でした。
これも障がい者の人やそれを支援する人が声を上げ続けてきたおかげでしょうね。
文句も言わず黙って我慢する人ばかりだったら何も改善されてなかったでしょう。
障がい者なんて少数派で立場も弱いから、その声なんて容易にかき消されてしまう。
正当な主張であれば黙ってないで大声で主張すべきだと思います。(権利ばかり主張するのは違うと思いますし感謝の気持ちも忘れてはいけないとは思いますけど)

障がい者に便利なものは高齢者にも便利なことが多いです。
そして誰もが年をとり、高齢化社会はすぐそこまできています。

ラベル:障がい者
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2017年07月25日

回復期リハビリとお金

「脳梗塞は早期治療が命だが、金はどうする?」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/051000048/072000004/?P=1
という記事を読んで、いろいろ思い出しました。

脳卒中で倒れるまで知らなかったのですが(知ってる人のほうが少ないと思いますけど)脳卒中で倒れると、まずは”急性期病院”に運び込まれるのですけど、1ヶ月ぐらいで”回復期病院”に転院しないといけない仕組みになってるみたいです。(診療報酬の関係か、ベッド数や人的リソースの関係か、ま、両方でしょうね)
回復期病院に入院しても、ここも半年を過ぎると退院して自宅に帰るか維持期リハビリ病院や特別養護老人ホームなどの施設に移るようにせまられます。

私もまずは急性期病院のICUに入院して、生きるか死ぬかの状態を脱して安定してきたので1ヶ月後には転院の話がでてきて回復期病院を探したそうですけど、”初台リハビリテーション病院”も候補に入ってたそうです。
長島監督が入院してた病院ということで有名で評判もいいみたいですからねぇ。
でも、個室しか空きはなく、個室に入院したら月最低でも100万円はかかって(半年入院してたら5百万から1千万円コース)庶民にはちょっと厳しい価格でした。
PT,OT,ST3職合わせて135人のスタッフかかえてて診療報酬の点数上限までリハビリ受けられるだろうし、環境がいいのは間違いないとは思うので人気があって空き待ちというのもわかるのですけど。
結局、私は家から近い急性期病院と提携してる回復期リハビリ病院の6人部屋に転院しました。
差額ベッド代はなしだったのですけど、高額療養費制度を使っても入院代と食事代とリネン代と合わせて月十数万円はかかったみたいですけど。

まぁ、「リハビリは頑張れば頑張っただけの効果がある」と言う人もいますけど、私は「ある程度のことをやっていればあとは脳の障害状況とそこからの回復状況次第と思ってて、一人しか居ないので対照実験はできませんけど長嶋監督は初台リハビリ病院以外の病院でも今程度の回復はしてると思いますし、私が初台に入院してたとしても今以上の回復はしてないと思うので、もし誰かに相談されたら、回復期の病院選びは通いやすいとこで経済的に無理がないところを勧めると思います。
(病院によってはリハビリは適当で、ベッドで寝かせておくだけのところもあるだろうから、ちゃんとPT,OT,STがいてリハビリを短い時間でもきちんと受けられることが前提ですけど)
ラベル:リハビリ 脳梗塞
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2017年07月23日

「電機メーカーが消える日」



新書とかビジネス書なんて滅多に買わないのだけど、この本は面白かった。
「失敗の本質」の電機メーカー版だなぁ、責任者(経営者)が大きなミスを避けて判断を間違えたり、判断を間違えても責任はとらなくていい体質だったり、と思って読み進めていたら本文中に「お気づきの方もいると思うが、本書のモチーフは第二次世界大戦における日本敗北の原因を組織論で解き明かした「失敗の本質」である」と明記されていた。

日本の電機メーカーの敗因の一つは、日本の電機メーカーの多くが電力ファミリー、電電公社ファミリーで、電気も通信も独占市場で値上げが自由でその儲けが設備投資として電機メーカーに流れる構図だったので、家電もコンピュータも携帯も本気で儲ける努力がいらない片手間な取り組みだったのが、通信の自由化(NTTの民営化)による電電ファミリーの瓦解、電力の自由化と原発事故で東電という家長を失った電力ファミリーの瓦解が起きたという指摘。

読み物としても面白いし、元・業界の中にいた人間としても書かれている原因の分析にも非常に納得がいく。 綿密に取材してきたのだろうなぁ…

本書では、”恐竜は絶滅し、哺乳類が誕生する”と希望を持たせているけど、まぁ、恐竜はほろびる運命というのには同感だけど、次に栄える哺乳類(産業)が出てくるのかが全く見えないのと、次が出てくるまでの痛みは全部下っ端がかぶるんだろうなぁ…と暗澹たる気分になる…

電機メーカーの経営者も当然この本読んでるだろうけど、サラリーマン経営者じゃ立て直しは絶対無理だろうなぁ…
電機メーカーに勤める若い人は、変化を恐れず哺乳類を目指すしかないと思う。

ラベル:本/マンガ
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2017年07月22日

片麻痺の歩行について(何度めか…)

健常者と同じような歩行がいいのか、片麻痺に適した歩行があるのか、昔よく考えてたのですが、片麻痺になると誰もがぶつかる疑問かもしれないですね。

私の結論としては、病状(後遺症)の程度次第で、病状が軽ければ健常者風の歩行に越したことはなく(なんたって人類が何千年の進化の中で身につけた最も省エネで安全であろう歩行形態)重ければ安全重視でそれぞれの症状に合った歩行形態がよいだろう、というものでした。
(4年前ぐらいにもこんな記事を書いてました http://one-hand-engineer.seesaa.net/article/355950736.html 入院してた時期にも「なんば歩きを試してみた」とか書いた記憶があります)

今、歩行時に気をつけてるのは
・つま先はできるだけ上げる(ひっかかって転倒しにくいように)
・ひざ関節はまっすぐ前後方向にだけ曲げる(膝関節を痛めないように)
・ひざが曲がってる時間はできるだけ短くする(ひざが曲がってる=筋肉に力が入る=疲れる)
・坂の上り下りは健側の足を軸にする(転びにくいように)
・できるだけ左右対象の姿勢にする(片側に負担がかからないように)
とかですかね(自己流ですけど)

病状(後遺症)の程度次第で健常者と同じように歩ける人もいれば、T字杖で歩ける人もいれば、多脚杖であれば歩ける人もいれば、歩行器や歩行車でないと歩けない人もいるし、車椅子の人もいる。
(その人の状態に合わせていろんな歩行補助具があります http://kaigo-takuhai.com/special/10point/ijo/points/08.html )

誰もが健常者風に歩けるわけではないので、どのような歩行形態がいいのか、どのような補助具がいいのか腕のいいPTさんが発症後1〜3ヶ月後ぐらいの状態を見ればかなりの確度で見極められるんじゃないですかね。

ということで、人によって最適な歩行形態は違う、PTさんの腕の見せ所ではないか、というお話でした。
ラベル:脳梗塞 リハビリ
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2017年07月19日

新しい脳梗塞治療薬

http://www.asahi.com/articles/ASK7L7WC8K7LUBQU025.html

従来の治療薬(tPA)は発症から数時間以内に始めなければならないという制約があるけど、この薬の開発が成功すれば数日後の投与でも後遺症を抑える効果が期待できるそうな。

発症から数年後でも効果が期待できる後遺症の薬や治療法も見つかるといいなぁ。
年とって動けなくなる前になんとかなるといいな。
ラベル:脳梗塞
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2017年07月16日

ネコ寝る2

IMG_2049.JPG
最近、ネコの寝顔の写真を撮るのがマイブームなのですけど、結構な年の野良ネコでも可愛いから品種のよい子猫だったらさぞや可愛いだろうなぁ
ラベル:
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脳卒中 慢性期のリスク

http://katamahino-ayumi.blog.so-net.ne.jp/2017-04-25
を読んで
慢性期のリスクは”「再発リスク」、「痙性と拘縮」、「転倒リスク」「関係消滅」「意欲減退」の5つです”
というのにはほぼ同感です。

でも「痙性と拘縮」は人によるでしょうね。
私は「痙縮や拘縮」はないですけど、「しびれや震え」がひどいので「後遺症による様々な身体的症状」と大きなくくりにした方がよさそうです。

「経済的な不安」は「後遺症」の程度「意欲減退」の程度次第のところがあると思います。「転倒リスク」も「後遺症」の程度にもよるかな…
そうすると、「再発の心配」「後遺症」「人間関係喪失」「意欲減退」の4つにまとめられるかな?
ラベル:脳梗塞
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2017年07月10日

「小林麻央報道の「印象操作」にザワつく乳がん女子の胸の内」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52200

を読んで、「乳がん」と「脳卒中」じゃ全然違うけど、共感できる部分も多かった。

"病気になっても、病後の人生で豊かな選択が可能な事を証明したい"というところとか

"共感と癒しを同じ乳がん患者に求め患者会とやらに顔を出してみるも、支えあいの一方で「私の方がステージ高いから大変」「若年性、若年性って、自分は若いって言いたいの?」など嘘みたいな劣等感プロレスとマウンティングが繰り広げられていた。"

とか

"ではマスコミが「ウケる傾向」を追いかけた結果何が起こるかというと、たった1人のインフルエンサーの症状が「乳がんの代表症例」のように報道され、視聴者に偏った知識が広められていくのだ。そしてわたしも自分が罹患するまで、その報道に感化されていた外野だったと痛感した。」
「そうした人が日本における大半にもかかわらず、世間ではウケ狙いの報道によって、1人の闘病事例が「基準」になっているため、立ち行かなさを訴えると、それは「自己責任」だと突き放される。"

とか
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2017年07月05日

ウチの夫は仕事ができない

「ウチの夫は仕事ができない」というドラマのタイトルを見て、出来がよい/悪いの問題でなく、可能/不可能のレベルで仕事が出来ないからなぁ…と愚痴る。

以前、夫が仕事をしないでヒモのような生活してる話を見ながら「俺は仕事したくないわけじゃなくて仕事してても収入が絶望的に少ないだけだから全然違う」と言い張ったのでした。

なんとかしなきゃな、と思いつつ早4年…(当初は2年の約束だったのに、とても職探しできるような体調でない)
しんどいので横になってると「いつも寝てる」とサボってるように言われるし。
しかし半日も集中していられないぐらい退化するとは思わなかった…
とにかく、手の震えやふらつき(転倒しそうで怖い)や目の見えにくさや半身のしびれやダルさや肩凝りがひどいです。
posted by one-hand-engineer at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする