最近おすすめの海外ドラマ「Humans」(訂正:正しい表記は「HUM∀NS」)
人間より優れたアンドロイドがでてきたらどうなるか、という「鉄腕アトム」の時代からある古典的なテーマだけど、最近”シンギュラリティ”(技術的特異点:人工知能が2045年頃に人間の知能を超えるだろうという予測)という言葉が有名になって、以前よりこのテーマがリアリティをもってきている中でよく作られたドラマ。
日本のドラマだと、演技力とか無関係にアイドルとか人気俳優/女優とかをキャスティングしないといけない風潮があるけど、海外ドラマはそういったしがらみが少ないのか、アンドロイドを演じる役者さんがみんな上手い。
このドラマではアンドロイドとは言わずに”シンス”(synth = synthetic human = 合成人間?)と呼ばれてるけど。
シンスは目が緑色なのだけど、カラコンをするとほとんど人間と区別がつかない。
で人間より知能が高くて力も強くて仕事も勤勉。という状況で人間はシンスに引け目を感じて闇でシンスを壊す店があったり、シンスの方も”人間を傷つけない”といった制約をなくす違法改造を施されたのが出てきたり、思春期の子供との接触は親の許可がないと禁止されてたり、18歳以上のアダルトモードがあったり、いろいろ考えられている。
さらわれて違法改造されて家政婦シンスとして働く美人シンスと、その家のちょっと反抗期の娘とかシンスが気になる思春期の息子や、シンスをあまり好きじゃない奥さんの一家を縦軸に、
亡くなった奥さんとの記憶を持つ古いシンスを大事にするおじいさんや、介助用のイケメンシンスに奥さんをとられた感を感じる家庭や、人間を傷つけることのできる違法シンスと行動をともにする謎の男とかを横軸に近未来の人工知能やロボットと人間はどう共存していくのかと思考実験的なところもあって面白い。
タイムリーにこんなニュースがあったり「人型ロボットに市民権を与えた最初の国家が登場」http://gigazine.net/news/20171027-citizenship-humanoid-robot/
ラベル:TV/映画