この年齢になると、一緒に仕事をしていた人や学生時代の友人などが役員になったり社長になったり、出世して年収も倍どころか10倍以上違うのだろうなぁ…と思いつつも負け惜しみでなく、あんまりうらやましくはないのですよね… なぜなら、全く自分のやりたいことではないから。
偉くなろうが会社を辞めればただの人だし、お金持ちが偉いならどこぞの”ルフィさん”みたいに詐欺でもやればいいし(犯罪で捕まるのが嫌なら法律の穴を探してギリギリのところを狙えばいい)
もともと、”肩書や地位で他人から偉いと思われること”や”お金持ちになること”に全然興味がなかった上、病気になった時に最優先項目を「やりたくない事はやらない」と決めてしまったので。
そもそも、会社員になったのも「20歳までに画期的な研究テーマや実績ができなかったら普通のサラリーマンになる」と高校生の頃に決めてたので後悔はないし。
病気になる前の30前半の頃には「このままでいいのか?転職するか?」と迷ったこともあったけど、その頃にはもう子供がいたので「子供を優先で自分は捨てる」と決めて以後は迷うこともそれほどありませんでした。(30過ぎて大型自動二輪の免許を取ったり、飲みに行ったり、映画見に行ったり、好きなことはさせてもらってたし)
それが41才で病気になったおかげで大幅に人生計画が狂って路線変更せざるを得なくなったのだけど、人生で一度はやってみたかった「フリーランスになる」という経験もできたし、奥さんのおかげで子供二人とも無事に大学を卒業して立派な社会人に育ったし。
ということで「偉くはなれませんでしたが、今のところ後悔もあまりない人生でした。」
最近は年金や配当収入の計算ばかりしてるけど、戦争や災害や病気などがなければ、まぁ、なんとか死ぬまで健康で文化的な最低限の生活はできそうだし。
自分の好きな人や尊敬している人から嫌われないでやりたいことができていれば、それで満足なので。