2012年10月28日

闘わないリハビリ

リハビリ教の信者は多いようで入院中は”リハビリを頑張れば元に戻る”と信じてる見舞い客が多くて辟易としてました。
(病状によるとは思いますが”ぱっと見た目”にはわからないくらいまでには戻せるとは思ってますけど)

体育会系の脳みそが筋肉の人とかには”リハビリを頑張って元に戻す”という考え方(根性論、精神論)が合うかもしれませんが、理系の脳には”リハビリの量とその後の回復具合いに統計上有意な差があるという客観的なデータが無いのなら別に頑張る必要はない”という考え方の方がしっくりきます。
考え方は人それぞれです。
でも”早めにリハビリを始めて継続した方が回復する割合が高い”という統計上の差は明らかにあるようです。
なので”できるだけ早い時期からやるべきことはやった方がいい”とは思ってやってます。
(医者や理学療法士さんが”やるべきこと”をちゃんと把握できてるといいのですけど、リハビリの考え方も時代とともに変わってきてるのでそこが難しいですね…)
少なくとも本人や家族が”リハビリをしっかりやってたらもっと回復してたのかな”と後悔しない程度にはいろいろやっておいた方がいいとは思います。

あと5,6年後にこの考え方(”リハビリは特別に頑張る必要はない”)が正しかったのかどうかこの身で証明できると思います…(正しいとよいのですが…)
少なくとも3年経過した現時点では”入力を絶やさないようにしてできるだけ出力する(動く)”だけで特別に頑張らなくても「寝たきりになる」と言われてた状態から杖で歩いて特別な介助なしでも生活できる程度に回復してることは言えます。
ラベル:リハビリ
posted by one-hand-engineer at 12:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
またお邪魔しますね。

>リハビリ教の信者は多いようで入院中は”リハビリを頑張れば元に戻る”と信じてる見舞い客が多くて辟易としてました。

のくだりに、同感しております。

私の場合、
「もうよくなった?」
「治った?」
に辟易しております。

何をもって『よくなった』んやろ?
なにをもって『治った』んやろか?

脳出血に関しては出血止めて、再出血して無いから治ったんでしょう。でも、麻痺が残ってるから治ってないのかいな?

ご本人は気遣っているつもりの一言に、プチむかついております。

可愛げのないオバちゃんですねえ。

入院前と同じくらいに家事できてるから本人は絶望しておりませんが。【志】低いのかなあ。

そんな事言われても困りますね?

失礼いたします。
Posted by JUNKO JK at 2014年12月22日 15:24
「素人が言ってることは右から左へ聞き流す」と決めてからあまり腹が立つこともなくなりました。
「はいはい。だいぶよくなりました。リハビリがんばります。」でおしまい。
Posted by ka-ta at 2014年12月22日 16:01
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