2013年03月27日

「大きな音が聞こえるか」



サーフィン好きの高校生がポロロッカに乗りにアマゾンに行って成長する話。
ポロロッカは現地語で「大きな音」という意味らしい。
旅費を貯めるために中華料理屋でバイトしたり外国人チームの船に乗せてもらったり、参考文献に西原理恵子の「鳥頭紀行ジャングル編」があったり。
外国旅行から日本へ帰ってきた時の感じとかよく出てる。(サーフィンもやったことないしアマゾンなんか行ったことないからそこらへんの描写はよくわからないけどね)
あいかわらず食べ物の描写にこだわりがある。

「世の中、というか社会ってのは案外単純でさ、なりたいものややりたいことの近くにいて、それが好きだって言い続けてれば、かなりの確率でそれに関わることができるんだ」
というセリフが気に入った

坂木司にしては珍しくベッドシーンがあるのだけど、なんか優等生の女性的な印象なんだよなぁ…
大人と子供はどちらが楽しいか言い合いになるくだりで「大人だ。子供は女を抱けないからな。」とか男っぽいセリフもあるのだけど、どこか女性っぽさを感じるのはなぜなんだろう…
(あ、私は坂木司の性別は知りません。昔ググったらKKKの頭巾を被った大男らしいけど)

ラベル:本/マンガ
posted by one-hand-engineer at 14:47| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by 藍色 at 2015年07月14日 13:55
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「大きな音が聞こえるか」坂木司
Excerpt: 八田泳、高校一年生。そこそこ裕福でいわゆる幸せな家庭の息子。帰宅部。唯一の趣味はサーフィン。なりたいタイプの大人がいないのが悩みだが、サーフィンをしている間だけは全て忘れられる。凪のように平坦な生活に..
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