2013年04月18日

片麻痺の歩行訓練

考えが少しまとまってきたので片麻痺の歩行について再度

歩くリハビリには2種類あると思います。

1.運動のため(移動能力の獲得のため)
2.正しい歩行のため

1.は多少フォーム(歩容)が汚くても移動出来ればいいし、運動のためにはできるだけ大股で早く歩くことが大事(移動のためなら揃え型や後ろ型の歩行でも止むを得ない)
移動すること自体と筋力や心肺機能その他全身機能の維持が主目的
移動距離や時間が評価指標

2.は正しいフォームで歩くことが主目的
左右対称の正しい姿勢、円滑な動き/体重移動などが評価指標(距離や時間は二の次)
(100歩中ぶん回しn回、足スリm回とか)

1と2が同時に訓練できるのが理想ではあるのですが、物理的(症状的)に無理な場合があるので、その場合は歩行練習の時間を2つに分けるか患者サイドの希望で1と2どちらを優先するか決めた方がいいと思います。
2の歩行訓練を距離やタイムだけで評価するのは大きな間違いだと思います
(歩容を定量的に評価するのが難しいのを逃げてるだけ。)

今まで歩行速度を優先して変なクセがついてしまったので矯正中なのですが難しいです。
最初から2種類の歩行を意識していればよかったと反省しています。
ラベル:リハビリ 脳梗塞
posted by one-hand-engineer at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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