
目の動きだけでメッセージを選択できるコミュニケーション支援メッセージボードです。
ALSや脳卒中の後遺症で身体も動かせない声も出せないような場合のコミュニケーション支援を想定してます。
目の検出といっても円を検出しているだけなので精度はとても低く照明の具合にも大きく影響されます。
三白眼の人は使えません(瞳が円に見えないので)
カメラをズームしているので固定がとても難しいです…
誤検出も多いので実用になるかどうか微妙なところです…
このようなアームを使ってうまく本体を固定しないとダメです。
照明に影響されやすいのは
このような赤外線フィルタと
このような赤外線LEDを使えば精度は上げられるかもしれません。
(試してないのでわかりませんけど…)
検出精度は極めて低いですけどiPhone/iPad本体の他に何もいらないのでコストパフォーマンスは世界最高クラスの視線入力デバイスだと思います(なんたって無料)
(この程度のものでも企業で作ったら開発に数百万円かかってその開発費をたぶん数百本で回収しないとならないからろうから1本数千円するものになってしまうと思います。
企業で作るならもっとまともな性能のものじゃないと企画が通らないだろうけど)
このアプリを作ってる時に円のサンプルとして塩のビンを使ってたので家族から何やってるのかと不思議そうな目で見られました。
(iPhoneの前で塩のビンを動かしてビンの円を認識すると”ピンポン”としゃべるようなテストアプリで動作検証してたので)
内部処理的にはカメラ画像を切り出して拡大してOpenCVを使ってグレースケールにしてガウスフィルターをかけて平滑化してCanny法で輪郭を抽出してHough法で円を検出してるだけです。
最初はEyePadという名前にしようと思っていたのですけどググるとどうもSONYが商標登録してるっぽいのでやめてRS232Cボードのような名前になってしまいました…
"目でタイトル"というちょっとおめでたいダジャレのような名前も考えたけど英訳すると意味がわからないので没に。
ラベル:アプリ製作