2014年02月26日

リハビリ論

「リハビリのヒント」
http://one-hand-engineer.seesaa.net/article/362671945.html
でも書いてるのですけど、リハビリは「1.認知 2.制御 3.筋力」をバランスよく鍛えていくことだと考えてます。

1.は感覚入力に重点を置いたアプローチ 
認知運動療法はこれですね
認知することによって運動が改善されるという考え方

2.は身体の動かし方に重点を置いたアプローチ
感覚や筋力などなくても反復練習で正しい位置に手足を動かすことができればある程度のADL(日常生活動作)は獲得できるという考え方

3.は筋力や体力の向上に重点を置いたアプローチ
パワーリハビリはこれですね
感覚や制御に多少問題があっても筋力があれば補えるという考え方

症状やその人の個性によってどれが合うかという向き不向きもあると思います
体育会系の人には3の考え方が合ってて理論派の人には1が合ってるとか

一般の人のリハビリのイメージは2か3だと思いますけど、3つをバランスよく向上させていくのがいいと思います。
(3つのうち2つ揃えばたいていの日常生活動作はこなせると思います)
どれか1つに重きをおいたアプローチの仕方もあると思いますけどあまり偏らないほうがいいと思います。
「多種多様な患者や同じ患者でもその日その日の状態にあわせて最良の対応をするためには画一的な方法論など存在しない」というボバースさんのアプローチ方法が正しいと思います。

最近リハビリの専門家の間では1が流行りのようですけど2,3もおろそかにしない方がいいです。
そして、もし2か3に固執してるPTさんがいたら1の考え方も取り入れた方がいいと思います。

まぁ、どこぞの偉い学者様やお医者様が言ったわけでもない素人の個人的な意見ですけど。
反論は大歓迎です。
けちょんけちょんに論破されても結果よくなる人が増えれば本望なので。
(8割方正しい自信はあるけど)
(「思います」ばかりで論文としては失格ですな…まぁ感想文です)
ラベル:リハビリ
posted by one-hand-engineer at 09:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ボバースさんには賛同します。
しかし、症状の原因がはっきりしない為か、その臨機応変な対処が多くのセラピストには難しいものと思います。
万人に最適な方法が無いということかと思います。
しかし、そもそも、病気というものは十人十色で、最適な対処方法はそれぞれ違うものと思います。
病院などでは平均化された方法で妥協するしかないと思います(その人にとってベストの治療ではないという意味で)。

患者側もある程度、自身の病気に詳しくなり、自身でも治すしかないと思います(自身では出来ない方もおられますが…)。

Posted by さかどくん at 2014年02月26日 13:29
そうなんですよね、セラピストの技量次第というのはよくないので”臨機応変に対応せよ”じゃダメですよね…
自分の身体と対話しながら自分で考えてやるのが一番だとは思うのですけど豊富な事例や経験に裏打ちされた技術というのもあるはずですし…
セラピストの技量に依存しない標準的なリハビリ技法があるといいのですけど
世間には商売と結びついてたりしてそうなものもたくさんあるので真贋の判断が難しいですね
Posted by ka-ta at 2014年02月26日 14:02
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