胃ろう=悪い選択肢というイメージが付いてしまっているらしくて、胃ろうではなく中心静脈への高カロリー輸液(点滴)を選択する方が増えているらしいのですけど、必ずしも胃ろうが悪いわけではないと思います。
点滴を選んだ場合には退院後の介護サービスの選択肢が狭まってしまうことは知っておいたほうがいいと思います。
胃ろうの場合は特養や老健等の施設でショートステイの受け入れがOKのところも多いですけど、点滴は医療行為のため介護士の資格では手出しできないので看護師がいないような施設ではショートステイの受け入れが不可能なところが多いようです。
個別の特別な嚥下が容易な食事とか食事介助は施設では難しいですし。
病院で空床利用(ベッドに空きが出た場合にその分をショートステイに振り分ける)をしているところは点滴でも受け入れられるみたいですけど数はかなり限られているので利用したい時に利用するのは難しいでしょう。
後から胃ろうが外せる人も(1割以下とか割合は少ないですけど)いるようです。
私も最初の数ヶ月間は胃ろうをしてたのですけど、後で外すことができました。
胃ろうをつけるときは手術の承諾書を書いたりたいへんだったらしいのですけど外すときは麻酔も何もなく病室のベッドの上で医者がチューブを「えいや」と手で引き抜いて傷口に絆創膏を貼っただけで終わりでした。
お風呂で穴から水が入らないかしばらく不安でした。
どちらを選ぶにしても正解なんて無い(あるいはどちらも正解)だから一度決めたらぶれないのが大事じゃないかと思います。
私は70才まで生きるのが目標なので「70才以下だったらつける、誕生日を一日でも過ぎてたらつけない」が自分の希望で「家族に自分より強い希望があればそれに従う」と決めてます。
2014年06月05日
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どうも、これから胃ろうは減らしていくような気がします。
選択は出来た方がいいと思うのですけどねぇ…
胃ろうは確実に減りますね