2015年05月21日

オートジャイロはなぜ浮くか

オートジャイロ.jpg
オートジャイロってカリオストロの城でおなじみの回転翼の飛行機(でもヘリと違って動力で翼が回ってるわけじゃない カリ城のはロケットみたいなのがついてるけど、常時あれで回ってるわけじゃない)
機体が前進した時の風の力で翼が回転するわけだけど、翼が回転するってことはピッチがマイナスなわけで、じゃなんで浮くの??と疑問に思った。
何でも気になってしまう、僕の悪いクセです。

まず、飛行機は翼の揚力だけで飛んでいるのではない、というのは

この映像を見ても明らか。(胴体(とプロペラの推進力)だけで飛んでる)
(しかし、片翼がもげてきりもみに入りかけたのをたてなおしてほぼ高度ゼロでナイフエッジして着陸とは、このパイロットは本当にすごい 神業)

オートジャイロがなぜ浮くかは
http://blogs.yahoo.co.jp/kai_yamamoto/58125330.html
がわかりやすい
回転軸に対してマイナスピッチでも地面に対してはプラスピッチということですね
あと、回転翼の揚力だけじゃなくて、この人も
”その殆どは翼の腹に風を当てることで機体を押し上げる力で飛行しているように思います”
と書いてますね。

あるいは
http://www.natural-science.or.jp/article/20090109183111.php
カエデの実みたいに回転すると落下速度は遅くなる 下から風が吹いてると釣り合って落ちなくなる 下からもっと風が吹くと上に行く(浮く) という方がわかりやすいか。

って、オスプレイのヘリモードと固定翼モードの転換ってどうやってるのだろうということを調べててオートジャイロまで脱線しちゃったのだけどね。

ちなみにオスプレイについてわかったこと

・飛行モードは十数秒ぐらいで転換できるらしい。
・左右のプロペラは翼の中でシャフトでつながってて片方のエンジンが止まっても両方のペラが回るらしい。
・オートローテーション降下もできるらしい。
(でも高度があるときは固定翼モードで速度もでてるだろうから普通の固定翼機のように滑空で降下してオートローテーション降下を使う機会は現実にはほとんどないでしょう)

オスプレイは固定翼の利点と回転翼の利点のいいとこどりを実用レベルで実現したよくできた機体だと思います。
でもそのために機構は複雑になり操縦は難しくなりKISSの原則から外れるのであまり好きな設計じゃないですけど…

ラベル:飛行機
posted by one-hand-engineer at 10:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オートジャイロというと、萱場式が思い浮かびますねぇ…。古い会社ですねぇ。カヤバ。
なにしろ、戦前ミリヲタなんで…(^^;)
Posted by さかどくん at 2015年05月21日 18:43
カ式でしたっけ
バイク乗ってたのでカヤバにはなじみがあります
Posted by ka-ta at 2015年05月21日 21:18
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