安保法案について何も書いてなかったけど、個人的には「決め方にはちょっと問題があるけど自国だけで自国を防衛できるような時代じゃないし、米国と組むか中国と組むかと言われたら米国と組んだ方がいいと思うので、米国の都合のいい案で仕方ないかな」と思ってます。
まともに議論したらみんなが満足できる案なんてないから60,70年代の日米安保闘争みたいなのが再現してもおかしくないから数で押し切って決めてしまうのも血を流さないで決めるという意味では悪くないかな、と。
「絶対戦争にはなりません」とか「自国民を海外の軍隊が輸送する」とかあり得ない例でごまかさないで、もう少し本音で必要性をちゃんと説明した方がいいとは思うけど。
シーレーンを抑えられたら油不足で生活も自国の防衛もできなくなるから自国に閉じこもって防衛というのは戦略上かなり不利だし、何も貢献はしないで防衛だけは手伝ってくれなんて都合のいいことだけを言うわけにもいかないし、「反対するなら代替案を出す」が自分ルールなのでいい代替案がないから反対できないというのもある。
いくつかの案を上げて国防上の利点と欠点をちゃんと説明してくれればもっと納得できると思うのだけど…
戦争する気満々の国に囲まれて戦争はしないなんて言っててもいいように蹂躙されるだけだから。
「集団的自衛権」については、国際司法裁判所が1986年に”武力攻撃の犠牲国が自ら犠牲となった旨を宣言せず、かつ集団的自衛権を行使する国に対して犠牲国が援助要請をしていない場合に集団的自衛権行使を容認する規則は慣習国際法上存在しない”という判決を出していて、要するに、ある国に「正規軍による越境軍事攻撃、もしくは、それに匹敵するほどの武力行為を行う武装集団等の攻撃」があって、その上で「その犠牲国が援助要請」をしない限り集団的自衛権の行使は認められられない、ということなので、今言われてような同盟国の軍が攻撃された時に反撃するのって「集団的自衛権」というのとはちょっと違うような気がするのだけど、まぁ、同盟国の軍が攻撃を受けた時の反撃も自衛とみなすという意味もあるのかな。専門外のことは本当よくわからないや。
2015年07月23日
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でも、改憲したいのが本音なのだろうけど、また先送りでお茶を濁そうというのはねぇ。。