2016年01月05日

「ありうります」は正しいの?

あるTV番組であるタレントさんが「ありうるということですね?」と質問されて「ありうります」と答えてて、そこは「ありえます」だろうと激しく違和感を感じたのですけど「ありえる」と「ありうる」は文法的にどう違うのかと聞かれても説明できないことに気づきました。(細かいことが気になってしまう僕の悪いクセです)

ちょっとググッて見ると、”文語の「ありうる」の口語形が「ありえる」”というものと”文語の「ありう」の連体形を終止に使ったもの”と辞書によっても解釈が違うようです。
厚切りジェイソンじゃなくても「Why Japanese people?」と言いたくなるところ。

今のところ「ありえます」が正しいけど「ありうります」を使う人が増えれば、そのうち「ありうります」も正しくなるのかもしれませんね。

このTV番組の例だと最初に「ありうるということですね?」と聞いたアナウンサーの方が「文語形」を口語で使ったのが間違いで、タレントさんの方がそれに引きずられてしまったということでアナウンサーの方が間違っていたとも言えるのかもしれません。

(追記)
ChatGPT先生にも聞いてみました。

「ありうります」は、日本語の文法として正しくありません。正しいのは「あり得ます」です。 「あり得ます」は、「ありえる」に丁寧語の「ます」をつけたもので、 「可能性がある」という意味を表します。

「ありうる」と「ありえる」は、基本的に同じ意味を持つ言葉です。両方とも「可能性がある」という意味を表します。ただし、使用される文脈やニュアンスによって微妙な違いがあります。

一般的に、「ありえる」はより正式な表現であり、公式な文章やビジネスシーンなどでよく使われます。一方、「ありうる」は、口語的な表現であり、カジュアルな場面で使われることが多いです。

また、「ありうる」は、「あるがままの状態」というニュアンスが含まれることがあります。例えば、「ありうる限り最善を尽くします」という場合、その人ができるだけのことを全力でやるという意味に加えて、予想されるすべての状況を想定し、それに対処するという意味も含まれることがあります。

一方、「ありえる」は、より客観的な表現であり、主観的な判断や予想よりも、事実や論理的な推論に基づいた表現として使用されることが多いです。例えば、「それはありえない」と言う場合、それが論理的にあり得ないことを表しています。
--
信じるか信じないかはあなた次第



posted by one-hand-engineer at 08:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
意味は解かるから良いのではないのですかねー。
いずれ、国‐国辞典が必要になるかも知れませんねー(^^)
Posted by さかどくん at 2016年01月06日 06:25
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック