最近「マイナス金利」が話題ですけど、経済オンチとしてよくわからなかったのが国債の金利と価格の関係なんですよね。
”国債の金利が下がると価格が上がる”というのだけど”金利が下がったら誰も買わなくなって価格が下がるんじゃないの??”と疑問だったのですけど”国債の価格”と言っても新規に発行する価格と”既発債”と言われる発行済みの国債があって価格が上がるのは”既発債”のことなんですね。
新規に発行する国債は額面通りの価格(まぁ常識的に考えれば当たり前なんですけど…)
新規に発行される国債の金利が下がるなら発行済みの金利の高い国債を欲しがる人が増えるので”既発債”の価格は上がる、と。
で、今国債が人気というのも、株はどうなるかわからんからとりあえず国債は(国がつぶれない限り)額面通りの価格と金利が保証されてるから株よりはリスクが低いだろうと人気なわけだ。
既発の国債の価格が上がるなら国債を買い入れてた日銀さんにとってはうれしいし、国としても発行済みの国債の金利は決まってるから返さなきゃいけない額が変わるわけではないので既発の国債の価格が上がっても借金の負担が増えるわけではなく、物価さえインフレすれば(通貨供給量を増やすだけで)借金を(実質的に)減らすのは簡単なわけね。
新規の国債を買ってくれる人がいなくなって困るんじゃないの?と思ったけど、今後もっとマイナス幅が大きくなるだろうという予測する人が多ければ国債の価格は上がるはずだから金利がマイナスでも買う人はいる、ということね。
銀行の株価が下がってるけど、別にマイナス金利でそんなに業績が大幅に悪くなることもないんじゃないの?
政策次第でどうなるかわからないし、リスクはどんどん上がってるけど。
2016年02月18日
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償還されるまでに、売れなかったら損がでる…。
それとも、高く売れるという「希望」まで上がるのかな。
なんか、株も為替も「一縷の望み」で動きすぎるような気がしますね。
世の中、お金を廻さないといけなくなっているのでしょうか。
企業では末期的状態ですね。
いよいよ終わりかな。。
新規で国債発行する時にはマイナス金利を拡大せざるを得ず、末期状態ですね。
一度壊滅しないと再建はむりなんじゃないかなと思います…