2016年09月16日

豊洲市場の盛土の話

ネット上の意見だと http://togetter.com/li/1022892

「汚染水の遡上防止は砕石層」「盛土は高潮対策で、蓋ではない」(建物の下には配管等を通すピット(地下空間)が必要なのでその分の盛土は不要)
盛土では気化したベンゼンの蓋にはならない。(粘土とかなら別)配管のメンテ等考えると土に埋めるより空洞の方が便利。

「地下水とみられる水」とありますが、地下から上がってきた汚染水とは考えにくくたぶん雨水 強アルカリ性はコンクリート(セメント)の成分じゃないか。(砕石層を通過してるだろうから地下水だと言われりゃ地下水だけど…)
(そもそも、”モニタリング数値(第7回)”を見ると地下水の汚染物質の濃度は水道水基準まで下がっているので”汚染水”というのも表現がなぁ…)
構造的には耐震設計とかメンテナンス性とかその辺を考えると盛り土より、むしろ現行の空洞&周囲鉄筋コンクリ補強の方が断然よさそう。

地下水のモニタリング数値(第7回) http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/monitoring/monitoring7-2.pdf
水道水の基準 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000ypmm-att/2r9852000000ypu6.pdf
モニタリングの対象が汚染物質で細菌群の調査までしてないから飲めるとまでは言わないが、汚染物質の濃度は水道水基準まで下がっている。

築地のほうが自動車由来でベンゼン濃度が高いという話。

等の話。
ネットも嘘が多いけど、マスコミの「水がリトマス試験紙で真っ青だ!強アルカリだ!」(これ雨水にコンクリ(セメント)の成分が溶けだしてるだけでは?)
と鬼の首とったような報道より筋が通ってるような気がする…
マスコミの言うことだけ聞いてるのとかなり感じ方が違ってくる。

ま、決め方とか、決めたことに誰が責任を持つのか不明瞭で、国立競技場のときと同じような問題はありますな… 工事の落札価格が3件とも予定価格の99%以上って何よとか。

なんかトップが変わるたびに決まったことがひっくり返されて大変ですな。
そういえば八ッ場ダムってどうなったんだっけ??
ラベル:時事ネタ
posted by one-hand-engineer at 14:08| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そーですねぇ…。
砒素とか6価クロムとか言っていますが…、東京湾岸で調べたら出ない所は無いだろうしね。
気にしてたら東京なんか住めないよね。
ベンゼンとか青酸なんかは分解されたり気化するからいいのでは。
ヤンバダムはあまり聞かないですね。どうなったのかな。
Posted by さかどくん at 2016年09月17日 12:09
環境基準値以下なら別に問題視することはないと思いますけどね。
ベンゼンとかは気化したものに発がん性があるから問題なんじゃなかったでしたっけ? これも量によると思いますけど…
しかし、あれだけ水が貯まってると湿気でカビとかが気になります。
Posted by ka-ta at 2016年09月17日 12:24
あれって、動きだしたらポンプで引っぱって処理して排水するのでは。
溜まったままだとさすがに欠陥品。都も受取の検査はしたと思いますがねぇ。
止まっているから、しみ出したものが滞留しているだけではないのかなぁ。
作ったひとは騒ぎを笑っているかも。
Posted by さかどくん at 2016年09月17日 15:05
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