2017年02月19日

脳卒中と運転免許

脳卒中になって車の運転免許をどうしようという話をよく聞きます。

病気前と同じように車の運転をしたがる人も多いようです。
でも、本人は大丈夫だと思っていても、注意障害等の脳の機能障害がある場合や身体に麻痺が残ってて危険な場合もあります。
本人が運転に思い入れがあるような場合は説得が大変でしょうね…

選択肢は大きく3つあって

1. 適性検査を受けて、条件の変更等をした上で免許を更新する。
2. 運転はしないで、期限切れで自然に失効させる。
3. 自主返納する。

失効と返納の差は、返納だと「運転免許経歴書」という身分証明書がわりにつかえる証明書がもらえるのと、それを提示すると受けられる特典があるぐらいです(美術館の割引きとか、眼鏡や補聴器の割引とか、あまり使えそうなものはなかったですけど)(それより小型バスや乗り合いタクシーの整備や大幅割引をした方が自主返納率も上がると思うのですけどね)
あと、失効だと3年以内なら再取得のとき学科と技能試験が免除されるけど、返納だと再取得のためには試験をゼロから受け直しになることですかね。

ちなみに、入院してて更新に行けなくて失効してしまったような場合には、病気が治って後遺症がなければ
失効後3年以内であれば、学科試験と技能試験が免除され、適性試験のみで免許の再取得ができて、6ヶ月以内であればゴールド免許等の免許条件も引き継がれます。

私は、主治医は運転可能の診断書を書いてくれると言ってくれてたのですが(AT限定で)、病気前より明らかに情報処理速度や視力(特に動体視力)が落ちてるのを自覚してたし、病気前は(自分に責任のない事故で)事故る気が全くしなかったのが病気後はその自信が持てなくなったのと、元々車の運転はあまり好きじゃなくてバイクに乗れないんじゃ免許を持ってても仕方ないので返納してしまいました。
原付きと中型の四輪と中型自動二輪と大型自動二輪を持ってたので勿体なかったのですけどねぇ…
最近高齢者の事故報道も多く、20年早く高齢者の問題がきただけと割り切って判断しました。(会社を辞めた時もそうでしたけど、そこらへんの判断はドライなんですよね)

まぁ、病院の通院を月に1回程度ならタクシー使えばいいし、Amazonとネットスーパーがあれば買い物には不便しないし、ペーパーだった奥さんもだいぶ運転できるようになったしという判断材料もありましたけど。

これも個人の病状と環境で大きく事情は違うでしょうね…
プライドの問題とかもあるようだし。
私でさえ免許を手放した時はちょっと寂しかったですからねぇ

まぁ、16歳で原付きの免許をとってから30年以上無事故(実際は車を4回ほどぶつけたり擦ったり、バイクで3,4回立ちごけして2回転倒したりしてますけど)1違反(一時停止違反1回 停止線で止まると左右が見えない一時停止の標識のあるところで一時停止線を徐行で少しはみ出して停止して違反切符を切られた今でも納得がいかない取締のための取締にひっかかった)で運転から引退しました。
あのまま元気に仕事のストレスを発散させるためにリッターバイクで走ってたら命にかかわってたかもしれないし、人間万事塞翁が馬で、病気で引退もいい機会でよかったのかも、と無理やり自分を納得させてるところもありますけど。

以下、ちょっと調べてみた詳細

免許の更新をする場合ですが、
2014年6月1日の道路交通法の改正で、運転免許の新規取得や更新時に病気等に関する質問票に回答することが義務化されました。

改正前も免許更新申請書などの裏面には「病気の症状等申告欄」というものがあり、病気等の申告は必要でしたが、任意であり虚偽の申告をしても罰則もありませんでした。

改正後は、病気の症状等申告欄が「質問票」へと変わり、回答することが義務となりました。罰則も設けられ、虚偽の回答をすると「1年以下の懲役、または30万円以下の罰金」が科されることになります。

質問票には

- 過去5年以内において、病気(病気の治療に伴う症状も含みます。)を原因として、又は原因は明らかでないが、意識を失ったことがある。

- 過去5年以内において、病気を原因として、身体の全部又は一部が、一時的に思い通りに動かせなくなったことがある。

という項目があって、これに該当すると適性検査室みたいな別室に呼ばれて事情を聞かれて、医師の診断書の提出や適性試験の受験を求められることになると思います。

病気の場合の免許の可否の判断基準は
「一定の病気に係る免許の可否等の運用基準」
https://www.npa.go.jp/annai/license_renewal/list3.pdf
で公開されていて

脳卒中については

P.11に
”脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作等)(令第33条の2の3第3項第3号関係)(1)慢性化した症状見当識障害、記憶障害、判断障害、注意障害等は「認知症」、運動障害(麻痺)、視覚障害(視力障害等)及び聴覚障害については「身体の障害」に係る規定等に従うこととする。”
と書かれていて、
見当識障害、記憶障害、判断障害、注意障害、運動障害(麻痺)、視覚障害、聴覚障害の後遺症がある場合には免許取り消しになる場合があります。

詳しいことは運転免許試験場に問い合わせてみて下さい。
ラベル:脳梗塞
posted by one-hand-engineer at 12:06| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨秋、病後2回目の更新をしました。
咄嗟の反応に不安を感じるので運転はしないですけど、反応のないお年寄りがバンバン走っている。ゆっくり衰えると慣れてしまう。
大丈夫かぁ。
いや、あかん!
Posted by さかどくん at 2017年02月20日 08:25
運転しないで身分証明書として持ってるというのも考えたのですけど、診断書を書いてもらう手間と費用とか適性試験を受け直すのに試験場に行くタクシー代やら面倒になってしまって…
最近の高齢者の事故の急増の話とか聞くと、万が一誰かひいてしまったときのことを考えると今後絶対運転しないな、と考えると返納が1番かなという結論になりました。
バイクを売った時点でバイクに乗れないなら免許はどうでもいいやとという気持ちになってたし。
Posted by ka-ta at 2017年02月20日 08:41
5年に一度なので頑張りました(^^;)
後、何回できるかなと。
急に悪くなると、怖くて運転できないですよねー。
「慣れ」て怖いですよね。
こちらは田舎なので、軽トラが走る凶器ですわ。
Posted by さかどくん at 2017年02月20日 09:25
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