という意見がありますけど、個人的にはあと20〜30年は持つんじゃないかな、と思ってます。
”本来0円のもの”でも「欲しい」という人がいれば値段がつくのが資本主義(の市場経済)。
”損をした人の話を聞かない”っていうけど、短期的に大損した人の話はよく聞きます。
株とかFXとかと一緒で損をした人は悔しいし恥ずかしいからあまり話をしないで大儲けした人の話だけ大きく伝わってくるだけ。
”大量の資金を持つ投資家たちは市場を操作できて儲けるのが簡単なのでカモを待ってる”というのはたぶん本当でしょう。
なので、チャートの分析だけで短期的に儲けようと思っても難しいとは思います。
でも、長期的には価格は上がっていくのではないかと思ってます。
”システムに致命的な欠点が見つかった瞬間、世界中の人たちが持っていたビットコインは一瞬にして価値のないものになってしまう”という指摘には全く同感。
1番のリスクがこれで、ハッキング以外にも、計算コストのかからない高速な計算アルゴリズムを誰かが発見したり、量子コンピュータのような非ノイマン型の超高速なスーパーコンピュータが開発されたら一瞬にして大暴落の可能性はあるでしょう。
でも、2009年あたりからウォッチしてるけど誰もハッキングに成功していないし、ハッキングではなく正攻法だと、フィールズ賞をとれるようなレベルの数学の天才が高速計算アルゴリズムを発見するとか、量子コンピュータが実用化されて安価になるとか、どちらにしても5年程度のスパンじゃ破れないような気がします。
そもそも日本で不換紙幣が発行できるようになったのが1942年でまだ百年もたってなく、それまでは金(Au)と交換できないとダメだったわけで、金がなぜ通貨として通用するかというと、希少価値がある、偽造ができない、細かい単位に分けることができる、からでビットコインも、発行される数の上限が決まってる=希少価値がある、公開鍵暗号方式は解読されてない=偽造ができない、細かい単位に分けることができる、のは同じで、価値がある、と思って欲しがる人さえいれば金と同じように通貨として通用する要件は十分満たしてると思います。
で、欲しがる人がいるか?というと、当局に足がつかないお金を喉から手が出るほど欲しがっている人はたくさんいるわけで(主に法律を守っていない人や共産主義国の人)価値はなくならないでしょう。
ということでビットコインは5年では寿命にはならないんじゃないか(少なくとも2040年ぐらいまでは持つんじゃないか)というのが個人的な意見です。
まぁ、ハッカーの腕次第、技術開発や数学の発達次第というところではありますが、さて、どっちが当たるでしょうか。
(ちなみに、これを書いた時点で1BTC=30万円ぐらい)
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