2017年12月19日

株価をディープラーニングして大儲けできるか?

株やFXのチャートをディープラーニングさせて大儲けできないか?なんてことは誰もが考えるようで、ちょっとググってフィージビリティスタディしてみると、まぁ、うまくいかないか、うまくいってても月5〜6%程度のプラスの人が見つかるぐらい。(瞬間最大風速は除く)

まぁ、これまでの短い投資経験からも、相場はファンダメンタルズ次第で定石通りの動きから外れることや仕手みたいな人為的な操作がうかがえる動きをしたりすることも多々あるのでテクニカル分析だけではそんなにうまくはいかないことは予想できる。

経済指標の発表や大臣の発言次第で急激に動くことがあるから、どれだけチャート以外のデータを取り込むかとか、バタフライ効果みたいに一見無関係な小さな動きが影響したりするだろうし、碁や将棋みたいな完全に論理的なルールではなくて、大衆心理みたいなものとか大手ファンド?仕手筋?の思惑とかが強く働くからAIでもなかなか読み切って勝つのは難しいでしょう。
月5〜6%と言ってるものも何かあって暴落に巻き込まれれば一瞬でマイナスになる可能性も大きいし。(AlphaGoを作ったぐらいのレベルの人が本気出して作ればまた違うかもしれないけど)
月5〜6%程度では今までフィーリングで適当にやってた実績よりはるかに低いから手間ひまかけてやる気にならない。
(手元には数年前に集めた株価の10年分ぐらいのデータがあるのだけど、当時は人間が見る目的でグラフ化してしまっているので機械には可読でないので面倒だし)

ということでフィージビリティスタディの段階で無理そうなので終了。 
ディープラーニングの勉強の課題としてはいいかもしれないけど、あまり実用的でないという意味では「機械学習で乃木坂46を顏分類してみた」http://blog.aidemy.net/entry/2017/12/17/214715 こっちの方が楽しそう。

株bot、FXbotで1番儲かりそうなのが、たくさんのクライアントを連携させて株価上げるための買い注文を出して、一般人が釣られて買って上がったところで売り抜けるようなものだけど、これをやると金融商品取引法上の変動操作(金融商品取引法第159条第2項)に引っかかって10年以下の懲役及び3000万円以下の罰金になる可能性があるのでよい子はやめましょう。
ロジックを難読化して埋め込めば調べにくくはできるだろうけど、実際に動いてるところをメモリダンプしたり、ICEを使ったりすれば調べられるので捕まらないようにやるのは技術的にほぼ無理だし。

でも株にしてもFXにしても資金力があるところはみせ玉でない実際の買いや売りでチャートにメッセージを乗せられるから儲けるのも楽だよなぁ… 金持ち同士の連携もありそうだし。
お金持ちはいいな。
ラベル: お金の話
posted by one-hand-engineer at 15:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: