「退院すると我が家が「苦痛」に満ちた環境に」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/051000048/032400011/
を読んで「あるある」と共感。
私は退院時には車椅子も卒業できてたし、座位を保つとか床からの立ち上がりとかには問題なかったのでこの方ほどではなかったのですけど、それでも病院と比べると家の環境は過酷でした。
まず、温度管理。
病院は暑くもなく寒くもなくちょうどいい室温が保たれてたのですけど、家は冬は寒く夏は暑く快適とは程遠かった。特に寝る時、布団の調整が難しく寒かったり、汗かくほど暑かったり…
あと、病院内はとにかく段差がなく平らで、ドアも取っ手が大きく開けやすいのに、家に帰ると段差だらけだし、引き戸やふすまの取っ手は小さくて麻痺手じゃ開けられないし、外に出れば坂とも思ってなかったなだらかな傾斜がとても歩きにくいし、街に出れば騒音や周囲の動きや景色のカラフルさに圧倒されるし、風呂に入れば風呂の椅子が低くて小さくて座るのが安定しないし、着替えは寒いし、身体拭くのもたいへんだし…
食事も家族と同じものだと、麺類は食べにくいし、喉につかえて飲み込みにくいものも多いし、細かなところがいろいろ不便でした。
バリアフリーも過ぎると身体を甘やかして寝たきりが進むと聴きますが、場合によりますよね!