2018年06月26日

t-PAは脳梗塞患者のバラ色の薬なのか?

ゼンデラさんとこの
https://www.xendela.info/2018/06/alteplase.html
を読むと、
あきらかな血管閉塞が見られない患者へのアルテプラーゼ(t-PA)の投与は効果はなく(当たり前)かえって予後が悪くなるという調査結果があり、さらなる調査研究が必要。とのこと。

一過性脳虚血発作(TIA)の場合、何もしなくても血管が再開通して治ってしまうケースもあるので今まで言われてきたt-PAの効果が実際より多く出てるというのはありそう。

薬って製薬会社が開発に莫大なお金を投入してて、売上も莫大だから、製薬会社の意向も強くいまいち本当のとこが見えないことも多くて難しい。

その後の調査でひっくり返ることもよくあるし。
最近だと、HPVのワクチン接種の副作用が問題になったけど、その後問題ないと言う学者がいたり、認知症の治療薬として一時脚光を浴びたアリセプトが効果より副作用が強いとかでフランスでは保険適用外になったというニュースがあったり。

t-PAは脳梗塞の急性期の特効薬として希望の星でしたけど、はたして今後の調査でどんな結果が出るのでしょうか。
ラベル:脳梗塞
posted by one-hand-engineer at 10:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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