去年マンガ大賞に選ばれて話題になってたので読もうと思ってて読んでなかったのを今頃ようやく9巻まで読んだ。
初めて書いた小説が芥川賞・直木賞を同時受賞してしまうほどの圧倒的な文才を持つ15歳の女子高生 鮎喰響を中心に幼馴染の男の子や、響の才能にほれこんだ女性編集者や、親が有名な小説家の同じ文芸部の女の子や他の作家達のお話。
響の才能に触れて作家に見切りをつけて平凡だけど幸せな人生をおくる女性作家とか、それでも作家の夢にしがみつき芥川賞をとる男性作家とか、才能持つもの持たざるものそれぞれの苦悩とか(響はぶっ飛んでるので全然苦悩しないけど)面白い。天才ってこういう変人だよね、とか。
才能持つもの持たざるものそれぞれの苦悩だとやはり「ハチミツとクローバー」とか「3月のライオン」の方が好きだけど。
映画の予告編を見ると響が原作のイメージ通りで、単なるアイドル映画と思って見たら驚くぞという期待はあるのだけど、予告編詐欺って言葉もあるし、どうなんだろう…
響なみに映画の新人賞総なめぐらいしてくれると期待しているのだけど。
ラベル:本/マンガ