宗教論争?になる話題のようなのでまずはサラッと脳卒中後のボトックス治療への個人的な感想を書くと、”リハビリをサボるとボトックスのお世話になる”という説にはダウト。
どちらかというとリハビリを頑張りすぎると筋緊張が亢進して痙縮がひどくなってボトックスが効果を発揮するようになるのではないかと思われ。
ストレッチとか筋肉を緩めるリハビリを怠ると痙縮が強まってしまう、という意味であれば正しいかもしれないけど、世間一般のリハビリのイメージであろう歯を食いしばってやる運動をリハビリと言ってるのであれば間違いではないかと。
痙縮してるとリハビリにも支障があるし、ほっておくと拘縮してしまったりするので痙縮が強い人にはボトックス治療は有効でしょう。(「痙縮と拘縮の違い」→ http://one-hand-engineer.seesaa.net/article/401186488.html )
痙縮が起きてない人(私なんかは痙縮はほとんどなくて震えの方がひどいです)にはボトックス治療の効果はないでしょうね。
ボトックス治療が必要かどうかは、リハビリのやり方よりその人の症状による、というのでファイナルアンサーでよいかと。
で、本題のボトックスについての疑問
ボトックスは美容の「シワ取り」にも用いられてるのですが、シワは”加齢による表情筋の緩み”が原因と言われてるのに、ボトックスで筋肉を緩めてしまったら余計シワになるんじゃないか??と疑問に思いました。
ちょっと調べると、シワは皮膚の弛みと筋肉の緩みの両方が原因で、皮膚の方が先にたるむからその皮膚につながってる筋肉がまだ元気に収縮してるとシワになるのでボトックスで筋肉の方も緩めるとシワがなくなる、という理屈のよう。
だとすると、ボトックスが効くのは最初のうちだけで加齢が進むとボトックスじゃ対処できなくなるのでしょうね。
2018年08月20日
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