片麻痺カッチャンさんのブログ(http://blog.livedoor.jp/miraito/archives/21386875.html )で復職/退職について書かれてて、非常に興味深く読んでいるのですが、自分も復職/退職のときにはいろいろ考えるところはありました。(「会社を辞めます」 → http://one-hand-engineer.seesaa.net/article/293490317.html )
自分は2009年12月に倒れて、半年入院、1年自宅療養、半年待機(東日本震災の影響)、2011年復職、2012年退職だったのですけど、会社の業績が良好だったら辞めずに済んでたかもしれないですねぇ… ちょうどその頃早期退職募集するぐらいの経営状況でリストラの嵐、障害者なんかは早期退職の格好のターゲットでしたので。
でも、業界自体が壊滅的で、マネージャーレベルがどんなにがんばっても経営者レベルで相当の覚悟をもって変革しないとジリ貧になるのが見えてたので、辞めることには全くといっていいほど未練はありませんでした。逆に健康だったら辞められなくて困っただろうなぁ、と思うくらいに見限ってたので。(でも、2012年に辞めた時は2017年ぐらいにはひどいことになるだろうなぁ、と予想してたけど見事に外れました 当時はまだ東京オリンピックも決まってない時期だったけど)
最後の方は仕事は上からは与えられなかったので、事情を知らない昔の関係者からのリプレース案件の商談を勝手に進めたり、売れそうな製品を勝手に海外に紹介したりしながら、辞めたら何がビジネスになるだろう、と次のプランしか考えてませんでした。
(よく考えると、身体半分動かないのに前向きなもんだ)
「何があっても生き残る手段を3種類ぐらは考えておけ」というのがなぜか意識にあったので…
でも、身体が不自由だと選択肢はかなり狭まりますね。
最初は専門分野のハードウェアで何か売れるもの作れないか考えてたのですけど、金はかかるし、在庫のリスクはあるし、早々に選択肢から外して、ソフトかサービスかで考えてましたけど、いいアイデアは思いつかなかったですね… 辞めてからもずっと考えてました。(ここらへん →「障害者が稼ぐ方法」http://one-hand-engineer.seesaa.net/article/387180521.html )
でも、20年も勤めた会社で、入社試験の面接は緊張したなぁ、とか入社した時は親も喜んでくれたなぁ、とか思い出すとやはり寂しい思いはありました。
入退場のセキュリティも兼ねた社員証にハサミを入れた時は、二度とこの会社の門をくぐることはないだろうし、入る時は誰かに入館手続きをお願いするんだなぁ、とちょっと寂しかったですね。
うちは共働きだったので、すぐに生活費に困るようなことはなかったのが幸いでしたが、それまではどちらかが事故や病気で倒れても大丈夫なリダンダンシーがあったのに、それがなくなって奥さんには多大なプレッシャーをかけてるようで本当に申し訳ない、感謝してます。(「直接言えよ」という話ですが、普段はあまり言う機会がないので)
定年前に脳卒中になって復職するケースは意外と少ないみたいで(やはり、発症するのは7,80代が多いよう)担当の理学療法士さんも作業療法士さんも復職を手伝った経験は少ないようでした。
復職した人の経験談は参考になりますけど、やはり元の職業と症状の重さで様々ですね。
自分に当てはまるようなケースはなかなかないんじゃないかと思います。
2019年12月15日
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