2020年06月21日

脳卒中なりたてのご家庭へ

年20万人が脳卒中を新たに発症しているとかいうデータがあるくらいなので、脳卒中ブログにも新しいブログが次々と登場してくるのですが、読むと自分の発症当時のことを思い出して「そうだよね」「でも、そう思ったようにうまくはいかないよ」とか「家族はこんなふうに思ってたのか大変だっただろうな」と今さらながら身につまされることも多いです。

私の場合は1週間意識不明で医者からは「今夜が山」と何度も言われたり「このまま植物状態かも」と言われたり、1週間後意識を取り戻してからも、いろんなチューブを外さないように手はミトンでベッドに縛り付けられ(家族の承諾の上)「寝たきりになるかも」とか「車椅子も無理かも」と言われ、1ヶ月後に急性期病院からリハビリ病院に移ったときにも車椅子は無理でストレッチャーで運ばれ、リハビリ病院でリハビリしてようやく2,3ヶ月は車椅子、その後は歩行器、杖歩行とリハビリが進み、半年後の退院時に杖でなんとか数m歩ける程度でした。
左麻痺だったので言語障害がなかったのと、高次脳機能障害が比較的軽かった(記憶障害とか注意障害とかうまくごまかしていれば他人にはわからないぐらい)が幸いでした。
(本人が「得意分野だったら脳が半分になっても人並」と強気だったおかげもあるかも)

10年近く立った今、長いこと右手一本での生活のせいか、左半身のしびれや震えはひどく、目もみえにくく、口の中も半分しびれ味がわかりにくく、非常に調子が悪いのですが、コロナのせいで家族一緒に過ごす時間も増え、笑いの絶えない生活をしてます。
少なくない人が3,4年も経てば思い出話になることでしょう。人生万事塞翁が馬。
自分も病気にならずに仕事続けてたら過労死かストレスで駄目になるかストレス発散でバイクで事故でも起こしてたかわからないし。
発症直後1年ぐらいは慣れない悲しいことも多いでしょうけど、Life goes on…
できる範囲で頑張りましょう
ラベル:脳梗塞
posted by one-hand-engineer at 14:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: