昔は「ファーストフード」表記だったけど、2000年代ぐらいからfastはファスト、firstはファーストと書くようになったような記憶です。
2004年の時点ではすでに「NHKや日本新聞協会、民放連や大手通信社はすべて「ファストフード」を統一表記として、用字・用語集にもその旨記載しています」という記述がありました。
遡ると、
1963年5月1日創立の”ユニクロ”の「FAST RETAILING」は「ファーストリテーリング」でまだ「ファースト」表記。
マクドナルドが日本上陸した1971年時点ではFastfoodは「ファーストフード」表記でした。
1990年代〜2000年代前半に「ファスト」表記に切り替わってきた感じですね。
ちなみに、「外来語表記」のお手本といえば
平成3年6月28日に内閣告示第2号の「外来語の表記」ですが、これには「ファ」「フィ」「フェ」「フォ」は,外来音ファ,フィ,フェ,フォに対応する仮名である」と、しか書かれてません。
一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会の「外来語(カタカナ)表記ガイドライン 第3版」にも「first = ファースト」の例が書かれてますけど、fastについては記載なしでした。
発音記号でいうと
fastが[fɑːst]firstが [fəːrst]でどっちも「ファースト」が近いと思うのですけど。
区別するためにfastは「ファスト」firstは「ファースト」表記というのは悪くないと思います。(えらそう)
2020年08月26日
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