18世紀まで遡ってデータを分析した結果、「r」は5%程度で、「g」は1〜2%程度しかなかったというのが根拠。
つまり資産運用により得られる富は労働によって得られる富よりも多いという主張。
言い換えると「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」という説。
検証によらず経験上もこの「r>g」というのは正しいんじゃないかな、と思う。
病気で労働できなくなってしまった状態だと「r>g」を信じようが信じまいが、手持ちの資産とも言えない資産を運用するしかない。
で、病気後の方針の一つとして「投資/運用」というのをやってきたのだけど、その中で気づいたことをいくつか。
結論としてはほぼ
「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」 https://hayatoito.github.io/2020/investing/
で書かれてることと同じ。
もっと個人的な経験を書くと、
・「株」は最小購入単位があるので複利効果が出にくい。ある程度の資金がないとリスク分散もできないし…
・上昇相場、下降相場、ボックス(上下行ったり来たり)相場では戦略を替えないと通じない。(株もFXも)
・株もFXもテクニカル分析のみでは勝てない。(ファンダメンタルに変化があると一気に変動して通じない)
・テンバガー(10倍になる株)なんて日本上場企業3800社の5銘柄ぐらい。宝くじよりはちょっとましぐらいの確率。よほどの分析力か一般の人の知らない情報か広く買える資産がないとまず無理。
・年5%ぐらいなら配当収入でも十分狙えるけど10%以上を狙うとリスクが大きい。
「ハイリスクハイリターン。ローリスクローリターン」は絶対。
とかかなぁ…
結局、資産がないと貧乏人には投資も厳しい、というのが結論か…。
子供の友人が10万円ぐらいを元手に投資始めようかな、とか言ってるらしいけど、FXや仮想通貨は投資というより投機だし、10万円で買えるような小型株はベンチャーとか投機筋のものが多いから気をつけてね、としか言えない…
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