2021年05月16日

新型コロナワクチン

アメリカでは接種が順調に進んでるようで、US在住の知り合いが接種を受けたとか地域ごとの接種率の情報が流れてきてるのに対して、我が国ではようやく医療者向けの接種が(しかもごく少数)始まった状態。
ちょっと前に見たデータだと1日1万人程度の接種実績のよう。 
高齢者が3600万人というから、単純に計算して10年かかるペースですね。
7末までに高齢者だけでも終わらせるなら40万人/日ぐらいのペースにならないと無理なのは明らかなので今後の進捗を見守っていきましょう。
アメリカでは2020年3月に、国防省と保険福祉省の協同でOperation Warp Speedという組織が作られ、そこが戦略を立てて指揮を取っているようです。
全体の執行戦略の概略。(U.S. DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICESの資料)
https://www.hhs.gov/sites/default/files/strategy-for-distributing-covid-19-vaccine.pdf
工場から最前線までへの戦略がよくまとまってますね。

さらに、CVSファーマシーという全米1万店舗ぐらいのドラッグストアのチェーン店でも接種が受けられるそう。(日本でいうと、マツキヨやらサンドラッグで受けられる感じか?違うか…)
ドラッグストアで誰が注射を射つのかと思ったら、アメリカは薬剤師がワクチンの接種ができるようで、以前からインフルエンザのワクチン接種をやってたという下地があるようで、「あー、なるほどねぇ…」という感じ。
日本のろくな策もなく意気込みだけで「7末までに高齢者の接種を終わらせる」とか政治家が言ってるのとは大違い。 
兵站のことを考えずに精神論で戦闘を進めるというのは第二次世界大戦の頃から何も進歩してませんな。
最前線の兵隊の練度と忠誠心は高いのに司令部が無能という負けパターン。

ワクチンを輸入に頼ってて、生産計画も立てられなければ、輸送に時間がかかることや保管設備が必要、など、アメリカに対して不利な点ばかりなのに…
「判断が遅い!」 by 鱗滝左近寺

「ワクチン接種どうする?」と聞かれれば
海外の実績を見てると短期的な副反応は特に問題なさそうですけど、長期的な副反応がどうなのかわからない、と言われてしまうとその通りで、COVID19のリスクとワクチンのリスクとどちらが大きいと考えるか、個人それぞれの判断になると思います。
が、COVID19の長期的な後遺症のリスクも不明なので、同じ不明な長期的なリスクがあるなら少なくとも短期的なリスクを減らせる接種を勧めますかな。

しかし、ワクチンを忌避する人と、他人を押しのけてでも先に接種しようとする人がいて、人によって色々ですな。

個人的には65歳以上や基礎疾患があるなら無条件に接種を勧めます。
自分は外出しない(できない)ので感染リスクが低いのと、接種会場まで行くのが困難、万が一ワクチンに「血栓ができやすい」などいう副反応があると致命的なリスクになるので打たない方向ですかな。
posted by one-hand-engineer at 16:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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