2022年05月11日

ネットの儲け話にご用心

「1日5分の作業で月30万円の不労所得が得られる」とか「何もしないで月10万円の副業を」とかネットでよく見かけますけど騙されないでくださいね。

私も脳梗塞で障害を持った時に最初に身体を使う仕事は無理だけど「ネットで稼げないかな」とあちこち調べたことがあるのですけど、99.99%ぐらいの割合ですぐ詐欺的とわかるものばかりでした。

だいたいのところが最後は(そいつがあなたからお金を巻き上げたような方法を書いた)情報商材を売って儲ける、という話とか「せどり(例えば価値のある本をブックオフで買って古書店屋に売る)」とか「FXの自動売買のツール」「海外のebayやAmazonで安く仕入れて国内で高く売る」とか、儲けるのが難しい理由を簡単に説明できるような話ばかり…
で、たいていのサイトが「時間限定」「人数限定」で焦らせる、成功者の体験談を載せて本当っぽく見せる、いかにも稼げそうなもっともらしい説明文を載せる、商材は何十万円と高価でも1ヶ月で元が取れる、とか、そんなことばかり書いてある…

私が見たあるアフィリエイト商材を売ってるところは「儲からなければ返金保証」とか「儲かるまでメールで相談に乗る」とか書いてあるのだけれど、調べると体験談とかもすぐに出てきて「教えられた方法(とても厳しい)通りにやらないからだ」とか、送られてくる他のアフィリエイトサイトのリストをクリックすることが条件になっていて、お金を出せば自分もそのリストに追加されるというのだけど、そんな不正クリック支払い条件に達する前にすぐにばれてBANされるだろうに、とかFXの自動売買ツールなんて、まぁ儲かるときもあるけど、相場の急激な変動で大損するリスクもあって、長期間やればやるほど損するだろうなぁ…というかツールで儲かるなら苦労してツールをせこせこ売ってないで黙って儲けてればいいのに、とかそんなところばかりでした。

中にはアクセスが集められるようなサイトを数十個作って記事はLANCERSとかクラウドワークスとかで集めたライターに安く書かせて(リスクはあるけど)稼げる可能性はあるかな?、というのもありましたけど、まぁ、非常に努力も必要で時間も取られるしリスクも高くて、とても手を出す気にはなれませんな。

情報商材商売は詐欺といえば詐欺だけど、情報商材という商品を売ってるのは確かで、内容が詐欺を意図したものと証明するのは非常に難しい(実際に書かれた通りにやって儲かる人もいるだろうし)
サイトの「特定商取引法に基づく表示」が正しく書いてあって、情報商材にも”成果には個人差があります”とでも書いてあれば罪に問うのも難しい。
結果がわかるのはクーリングオフ期間が過ぎた後だろうから返金も難しいでしょう。手を出さないのが一番

FXの自動売買ツールなんてのも、平常時にはテクニカル分析だけで儲けを出すことはさほど難しくないけど、ファンダメンタルに何か起きた時には(今回のCovit19パンデミックだのウクライナ侵攻だの)大損することも容易に予想できます。
そんなこと言うと「FXにはロスカットというのがあって損失の上限が決められるんだよ」とかいかにもうまいこと言って安心させようとするだろうだけれど、急激な変化にロスカットが間に合わずに大損した体験談なんてゴロゴロ転がってるわけで、まぁ長い時間やればやるほど損する可能性は増えていくことでしょう。
基本的には自己責任ですけど、やらないことをおすすめします。

8年以上も前に書いた記事だけど
「障がい者が収入を得るには(含む再就職)」http://one-hand-engineer.seesaa.net/article/387180521.html
を今読んでも、「まぁ合ってるな」と思います。

ちなみに8年前にバイクを売った60万円を元手に(アプリの売上の一部とかを追加投入したりしてるけど)株と投信で運用した結果は、コロナとロシアのおかげでだいぶ減った(半分にはなってないと思うが…)けど、このくらいのものです。利益.png

アプリはトータル15万DL程度では全然儲かりませんな。
フリーのアプリ作家はおすすめしません。損はしてないし、半分趣味だからいいけど
posted by one-hand-engineer at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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