2023年05月01日

最近のAIブームについて思ったこと

ChatGPTが話題で、話題のものはたいてい試してみる私も当然のように試してみたのですが、確かに会話AIとしてはとても良くできています。
でも、嘘をいかにも本当っぽくペラペラ喋るのはちょっといただけない。(GPT3.5しか使ったことないし、ドキュメント読むとパラメータで調整はできるようだけど)
嘘を嘘と見抜けない人はまだ使わないほうがいいと思う。

30年前の私が学生だった頃から既に会話できるAIというものはあったのですけど、単語に反応して質問を返すような、いかにも機械的なものでした。(AI関係はニューラルネットだの第5世代コンピュータだの定期的に盛り上がりますね)
ASCIIかどこかが「人工無脳」という名前のお遊び会話アプリを売ってたのを思い出します。SEGAの「シーマン」も会話っぽいことをやってましたね。 
30年前からそれっぽいことはできてました)30年経って機械学習の進化で(ネットのテキストや画像のデータ量の増大による学習データの増加とバックプロパゲーションだのニューラルネットの層数を増やすだの学習アルゴリズムの進化と計算機の処理速度や記憶容量の増大と色々な要素はあるけど、結局スケールの問題で革新的なAIの進化という印象は個人的にはないのだけど、初めて見る人にはすごいものに見えるのかな)

AIが進化すると人間の仕事がとって代わられる論が必ずでてきます。
個人的にはコンピューターなんてハサミやミシンと同じ便利な道具で、使いこなせば便利だし、仕事の効率化にって人数が減らされたり、なくなる仕事もあるだろうけど、人間にとって代わるようなことにはならないと思ってます。(機械にできるような仕事なんて機械にやらせればいいんですよ 機械をどう便利に作るか、使うかが人間の仕事で)
特に今流行りの生成AIなんて言語や画像にはいいけど、それほど汎用性があるものでもないし。
まぁ、正体がわからないものは怖いので、怖い人は中身を勉強するべきでしょう。

個人的にはそれより、著作権や個人情報保護などの法整備、議論が早急に必要かなと思います。
(学習されたくないデータのオプトアウトは必須で、生成されたものの著作権(翻案権?)の扱いなど)
→ 創作したものが偶然似てしまった場合は従来からあるわけで、従来は「翻案権」の侵害という考え方で処理していたようです。
著作権者の許可無く、その権利者の作品を基に新たな作品を作ることは翻案権の侵害となる可能性があるというもので、翻案権侵害となる場合の要件は
 1.既存の著作物に依拠している
 2. その表現上の本質的な特徴の同一性が維持されておりそれを直接感じ取ることができる
とされていました。
1.はAIの学習元として既存の著作物を使用していたら、まず該当してしまうので、問題は2.
で”感じ取ることができる”かどうかという、いわゆる”官能評価”になってしまい、個別に判断するしかなさそう。
これはとても厄介。

一律”AIの生成物は禁止”としてしまうのが一番簡単ですけど、これは安易すぎ… かといって、”似てるものは裁判で”同一性を感じ取れるかどうか”個別に判断する、という従来の解釈通りにしても裁判沙汰になるのが怖くて安心して利用できない…
これは法律家も交えて相当議論になりそうですが避けては通れない議論ですな。 
法律の専門家の意見は
https://storialaw.jp/blog/9414
とかが参考になります

さて、どうなることやら…

あと、気になったのはOpenAIが「GPT」で商標を取ろうとしているという噂。 仕事してた時、アルファベット3文字じゃ商標とれないと聞いたけどなぁ… あと「Chat」+「なんとか」とか一般的な単語の組み合わせだと取れないとか。 わざと一般名詞の組み合わせを商品名にしたりして商標の侵害を避けるようにしてたのだけど、登録できるものなのかなぁ… 「Windows」みたいな例外もあるからやり方次第なのかもしれないけど…
posted by one-hand-engineer at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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