2024年11月25日

たん吸引が必要な障害ある娘を自宅に置き去り 母親逮捕

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a460161dd1c04a8c124612e9c37c6fa9a0e6782/comments

処罰するより、免責、保護が先だろ?
(追記:逮捕は自殺防止のための保護のためという説が濃厚ですけど)

数時間おきに痰の吸引が必要なのをシングルマザーで8年間やってたという苦労は相当大変だっただろうな、と想像しただけで悲しい気持ちになる… 
私も倒れた直後は人工呼吸器つけていて、家族か医者か看護師以外はやってはいけないからと奥さんが痰の吸引の練習をさせられたという話を聞いていたから。
数時間おきに処置が必要で、奥さんがやるとしたら仕事を辞める必要があって収入がなくなる、訪問看護でなんとかしようとしても空きがあるかどうかわからないし、費用もかかる、でも、やらないと死んじゃう。

一人でやってたら連続した睡眠も取れない、想像しただけで相当きつい。
それを8年間続けてきて、何があったかわからないけど一回目を離しただけで逮捕って、その前になんとか支援できなかったのかと強く思う。
今回の事件を機に何かいい方向に変わるといいのだけど。
こういうニュースを聞くたび、何もしない人は何の責任も負わないで済むけど、やらざるを得ない人だけが何の補償もなく責任を負うだけって間違ってるよなぁ、と思う。

ちなみに、人工呼吸器の痰の吸引って何時間間隔なんだろう、と調べたら、「2時間から5時間おき」という話から、「何時間ごとなど時間を決めて定期的に行うものではなく、気管吸引を実施するかどうかをアセスメントして見極める」という話まで諸説ありました。
どちらにしても2~5時間おきには様子を見ないといけなさそうで、休めるときがなさそうです…

センサーで気道内圧を監視するような自動吸引器も開発はされてるようですけど、目視の観察は必要なようで完全な自動化はまだまだ難しそうですね… 
そうなると、痰の吸引を家族以外の訪問介護の人にもできるようにして、万一の事故のときの免責や費用の補助を明確化するのが先決ですかね…
それも、訪問介護の人員不足や訪問介護の介護報酬の引き下げ(政策が逆だろう)で事業者が減ってる問題もあって難しそうだけれど…
posted by one-hand-engineer at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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